ロサンゼルスで人気なスポーツ
こんにちは!
ハイボルでインターンをしているMIKIです。
初めて投稿させていただきます。
今回は、まだロサンゼルスに住み始めて間もない私が、ここではどんなスポーツが人気なのか、またそれぞれにどんなチームや活躍選手がいるのか、についてお話ししていきたいと思います。
以下、ご紹介するスポーツです。
①MLB(Major League Baseball)
②MLS(Major League Soccer)
③NBA(National Basketball Association)
④NHL(National Hockey League)
⑤NFL(National Football League)
①MLB(Major League Baseball)
まずはじめにご紹介したいのが言わずもがな日本でも大人気、MLB(Major League Baseball)です。
MLBは、アメリカ、及びカナダ所在の合計30球団により編成される世界最高峰のプロ野球リーグで、北米4大プロスポーツリーグの1つです。全30球団の構成はナショナルリーグとアメリカンリーグの2リーグ(各々15球団)で、アメリカに本拠地を置く29球団(アメリカン・リーグ14、ナショナル・リーグ15)とカナダに本拠地を置く1球団(アメリカン・リーグ所在)があります。
ロサンゼルスを代表するプロ野球チームのLAドジャース(Los Angeles Dodgers)には日本人選手も多数在籍した経歴があり、特に現時点(2024年10月)で在籍中の大谷翔平選手、山本由伸選手の活躍っぷりは現地でも大注目を集めています。
中でも大谷翔平選手の活躍は目覚ましく、今年(2024年)9月にはメジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成。その達成時の本塁打のボールが手数料を含めて439万2000ドル(約6億6000万円)で落札されたなんていう驚異的な事実も作り出しています。
私は今年の10月からのポストシーズンの試合をドジャースの会場まで観に行ったのですが、「大谷翔平」とデカデカと背中に書かれたユニフォームを着ている人も多く、また会場内で50-50グッズが売り出されるなど彼の影響力の大きさをひしひしと実感しました。
②MLS(Major League Soccer)
続いてご紹介するのがMLS(Major League Soccer)。
MLSは、アメリカ合衆国のプロサッカーリーグでアメリカ合衆国サッカー連盟によって認可されており、アメリカ合衆国の26チームとカナダの3チームで構成されています。始まりは1994年のFIFAワールドカップ開催国がアメリカに決定したことをきっかけに、再度1部リーグとしてのプロサッカーリーグを開催する動きが発生し、ワールドカップ開催の2年後の1996年に10クラブによる「メジャーリーグサッカー(MLS)」が発足しました。
ロサンゼルスのMLSチームであるロサンゼルスFC(Los Angeles Football Club)は2014年に創設され、2018年にMLSに加入しました。
スター選手には2022年に年棒ランキングで1位になったカルロス・ベラ選手(ポジションFW)や、元イタリア代表のジョルジョ・キエッリーニ選手(ポジションDF)などがおり、優秀な選手が様々なチームから移籍してきています。
また、ロサンゼルスのもう一つのMLSチームであるロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)は1996年の創設当時からMLSに籍を置いていて、リーグでは4度の優勝経験があります。
ロサンゼルス・ギャラクシーで最近最も活躍していた選手と言えるハビエル・エルナンデス選手(ポジションFW)は2020年1月にロサンゼルス・ギャラクシーに加入し、公式戦通算82試合(うち先発71試合)に出場。その中で39ゴール6アシストを記録。更にMLSオールスターには2度選出(2021年、2022年)され、同年にはLAギャラクシー年間最優秀選手にも選ばれています。
ですが今年初めに彼の故郷のメキシコチームへの移籍が決定し、既にロサンゼルス・ギャラクシーでのプレーを終えています。
③NBA(National Basketball Association)
3番目にご紹介するのが皆さん周知のNBA(National Basketball Association)。
日本人では近年、ロサンゼルス・レイカーズに所属する八村塁選手が目覚ましい活躍を遂げていますね!
NBAは1946年6月6日、ニューヨークで設立されました。アメリカ合衆国とカナダに全30チームがあり、東西2つのカンファレンス、さらにそれぞれ3つのディビジョン(各5チーム)に分かれて、10月から翌年4月までレギュラーシーズン82試合(何シーズンか例外はあるが)が行われています。その結果に応じて4月中旬頃からポストシーズン(プレーオフ)が行われ、そのカンファレンスごとの勝者がNBAファイナルを戦い、最終的にシーズンのチャンピオンが決定するようになっています。
LAを拠点とするNBAのチームには、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)、ロサンゼルス・スパークス(Los Angeles Sparks)の3つがあります。
中でも、冒頭でお話しした八村塁選手が所属するロサンゼルス・レイカーズには2020年1月に亡くなったレジェンド、コービー・ブライアント選手が所属していました。
コービー・ブライアント選手は、17歳でNBA入りして以降、名門ロサンゼルス・レイカーズのフランチャイズ・プレイヤーとして最長の20年間にわたって活躍し、NBAチャンピオン5回、シーズンMVP1回、ファイナルMVP2回、オールNBAチーム選出15回、NBAオールディフェンシブチーム選出12回、NBA史上最年少記録となる18歳でのNBAスラムダンクコンテスト優勝と、19歳でのNBAオールスターゲーム選出、以降現役引退するまで18年連続選出ならびに歴代最多のNBAオールスターゲームMVP4回に輝くほか、NBA歴代2位の1試合81得点の記録を持つなど、キャリア初期から大ベテランの域に入るまで長年にわたってリーグ最高の選手の一人として君臨し続けたNBAを代表するスーパースターです。
2020年にヘリコプターによる不慮の事故で亡くなるまで、そのキャリアや「Mamba Mentality(マンバ・メンタリティ)」と称されるさまざまな逸話から、バスケットボール界のみならず、各界の著名人からも慕われるなどカリスマ的な人気を誇りました。
また、現在レイカーズで活躍する八村塁選手もコービー・ブライアント選手に大きな影響を受けており、彼の背番号の「28」はコービー選手の死後、レイカーズで永久欠番となった「8」をとって付けたものであると八村選手自身が語っています。
④NHL(National Hockey League)
さて、ここまでMLB、MLS、NBAとご紹介してきましたが、次にNHL(National Hockey League)をご紹介したいと思います。
NHLは、北アメリカのプロアイスホッケーリーグで、北米4大プロスポーツリーグの一つです。
NHLは、元々あったカナダのナショナル・ホッケー・アソシエーション (National Hockey Association:NHA) における幾度とない論争の後、1917年に設立されました。所属チームは現在、アメリカ合衆国25、カナダ7の計32チームあり、イースタン、ウエスタンの2つのカンファレンスにイースタン16、ウェスタン16に振り分け、更に各カンファレンスはそれぞれ2ディビジョンに分かれています。
LA拠点のNHLのチームはロサンゼルス・キングス(Los Angeles Kings)です。
1960年以前にはロサンゼルスにアリーナが存在せず、NHLはロサンゼルスに進出ができませんでした。しかし、1967年にカナダの実業家が2百万ドルを投じ、ロサンゼルス・キングスを設立します。
設立当初より地区では善戦するものの、プレーオフで勝ち上がることが出来ませでした。1980年代中盤にNHL界の大スター、グレツキーを獲得。ユニフォームも黒と銀に一新、アメリカナンバーワンの人気ユニフォームになります。
そして今年(2024年)6月には新たにアップデートされたロゴを発表し、それに合わせてユニフォームも一新されました。
近年は黄金時代が到来。2011~2012シーズンには、ウェスタン・カンファレンス優勝を果たすと、スタンレー・カップではチーム創設45年目にして初優勝を果たしました。2013〜2014シーズンも、スタンレー・カップでニューヨーク・レンジャースを4勝1敗で下し、3年間で2度目の優勝を果たしました。本拠地はステイプルズ・センターで、ダウンタウンにあるNBAレイカーズのホームでもある屋内競技場です。
NHLについて色々と調べていて気になったのがジョーダン・スペンス(Jordan Spence)選手。ロサンゼルス・キングスの現役選手で、NHL史上初のオーストラリア生まれかつ、NHL現役唯一の日本国籍保有選手です。
ジョーダン・スペンス選手は2001年にオーストラリアのシドニーで出生後、主に小学生時代を大阪で過ごしました。5歳の時に父親からアイスホッケーを教わり、アイスホッケー人生をスタートさせます。その後11歳でカナダに渡ると、そのままカナダで年代別代表も務めました。ケベック・メジャー・ジュニア・ホッケー・リーグのモンクトン・ワイルドキャッツでプレーした後、2019年のNHLドラフト4巡目(全体95位)でロサンゼルス・キングスに指名されて現在に至ります。
ジョーダン・スペンス選手のポジションはディフェンス、NHLの中では大きくないが、ゲームを読む力と的確なパスを出せることが強みで、得点の起点となるプレーができることから、アメリカンフットボールのクォーターバックに喩えて、”氷上のクォーターバック“と称されています。カッコいいですね(^^)!
私も今度ロサンゼルス・キングスの試合を観に行く予定なのでとても楽しみです!!
⑤NFL(National Football League)
最後に、アメリカで一番人気と言っても過言ではないスポーツNFL(National Football League)をご紹介したいと思います。
NFLはアメリカのプロアメリカンフットボールリーグであり、アメリカで最も人気のあるプロスポーツの座を30年以上にも渡り守リ続けています。アメリカ国内だけでも毎週1億人以上のファンがテレビの前やスタジアムでNFLに熱狂するなど、今やアメリカの国技といっても過言ではありません。
NFLは1920年に創立され、現在、シカゴ・ベアーズなど設立当時から存在するチームから、最も新しい2002シーズンに加わったヒューストン・テキサンズまで、アメリカ国内に32のチームが存在します。そしてこの32チームが、2月に行われるNFL優勝決定戦であるスーパーボウルを目指してレギュラーシーズン、プレイオフと戦っていきます。
スーパーボウルは毎年2月の第1日曜日に開催されますが、このスーパーボウルが開催される日は「スーパーボウルサンデー」と呼ばれ、全米がスーパーボウル一色になります。この日はホームパーティをしながら観戦する人も多いため、食糧の消費量は感謝祭に次いで2番目に多い日でもあります。視聴率も記録的な数字になり、2015年の視聴率は49.7%にのぼっています。
NFLのロサンゼルスチームと言えば、ロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams:LAR)。
ロサンゼルス・ラムズは1936年に「クリーブランド・ラムズ(Cleveland Rams)」として創設されました。その後1945年のNFLチャンピオンシップゲームに優勝した後、1946年からフランチャイズをロサンゼルスに移転し、「ロサンゼルス・ラムズ」と改称し現在に至ります。1973年から1979年まで7年連続でNFC西地区優勝を果たし、1979年はチーム史上初となるスーパーボウル(第14回)に出場しましたが、ピッツバーグ・スティーラーズに敗れて敗退しています。その後1999年の第34回スーパーボウル(1999年)では、テネシー・タイタンズに23-16で勝利し初優勝を果たしました。
そんなロサンゼルス・ラムズの現有力選手にはマシュー・スタッフォード(John Matthew Stafford)がいます。アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身の36歳で、ポジションはクォーターバックです。身長は190cmあります。
マシュー・スタッフォード選手の最大の魅力は強肩で、密集地にも速いボールを投げる地肩を持ちます。リリースも素早く、クイックリリースからも長距離パスを投げることが出来き、体格こそプロのQBの中では平均的ですが、40ヤード走4.8秒の脚力を持つなど優れた身体能力も兼ね備えています。また、それだけでなくパスラッシュの交わし方、視野の広さ、冷静さ、リーダーシップも高く評価され、そして、“勝てるQB”であることや、大学時代に毎年成績を向上させた成長力もスタッフォードの評価を高めている要因のとなっています。
元々はデトロイト・ライオンズに所属していましたが2021年にトレードによりロサンゼルス・ラムズに移籍。このシーズンにチームを地区優勝に導き、自身初となるプレーオフでの勝利を挙げました。
以上、「LAで人気なスポーツ」としてMLB、MLS、NBA、NHL、NFLと五つを紹介させていただきました!私もせっかくLAで暮らしているので、これからどんどんスポーツに親しくなって様々なことを語れるようになりたいですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
L.A.拠点の映像制作会社、High Voltage Entertainment, Inc.(略してハイボル)。スタッフが日々交わす会話のキーワードから、「撮影に関する豆知識」「絶景撮影スポット」「必見の食や旅の情報」など、現地のリアルでフレッシュな情報をアレもコレもギュッと。